2017年6月27日火曜日

うらやましいスイスの自転車環境

   スイスでは自転車が交通手段としてはっきり位置づけられている。本当にうらやましい。
日本だと歩道を走っているとひどい場合は数十mおきに交差する道が出てきてそこには必ず歩道から車道に下りる不快な段差がある。スイスの歩道はまるで車道を走っているかのように段差がなく走っていける場合が多い。しかもメイン道路では車同様に自転車も直進優先のようでいちいち止まらなくていい。これは日本の道と比べ快適で本当に感動ものだ。
車道に下りる場合もほとんどの場合、車道との間の段差が滑らかになるようになっていて不快感がない。
日本の道は本当に車優先の作りになっていると言わざるを得ない。
道づくりで何十年の遅れになるんだろうか。
 
   日本では水道管は地下にあるというのは常識だが、ここスイスに限らずドイツ、フランス、オーストリアなど私が見てきた国々は電気は地下を通ってくるというのが常識なんだろう。
最近日本でも地中化の話がようやく出てきたが、今から全国に張り巡らされた電線を地中化するというのは膨大な金と時間がかかるだろう。初めの考え方の違いが電気が広く世に出て1世紀たち、こんなにもインフラの差となってしまった。
ヨーロッパと比べ何十年の遅れになるんだろうか?


舗装してないが快適な道



車道横の自転車道



全土に網の目のように走っている自転車道、標識も統一されかなり整備されている。
サイクリングの道だけでなくマウンテンバイク、ローラースケートの道なども整備されている。




橋の下のいわゆるアンダーパス、そのほか自転車専用の橋、ループ橋、トンネル何でもありだ。


駐車している車が邪魔することもあまりない。




右側が車道、左は自転車、ローラスケート、歩行の道



子供づれの人も多い
赤ん坊や犬を乗せた乳母車を引っ張るのはよく見たが、息子と思われる人が車いすみたいなのを自転車の前部分に付けて高齢の親を乗せ走っているのを見た。
 また日本では見られない光景がある。たくさんの退職した高齢者がサイクリング(買い物で乗るのでなく)をしている。とりわけ日本では稀有なのだけど、僕と同じ年恰好の高齢の女性が多いということだ。道がこれだけ整備されていれば、乗っても安全だ。



疲れたり、上り坂になったら自転車ごと電車、バスに乗せて移動
わが日本でも、首都圏でやれとは言わないが、地方の鉄道はできない理由をあげるのでなく、どうすればできるのか考えるわけにはいかないだろうか?


スイスでもラウンドアバウト交差点にいたるところで出くわした。

ラウンドアバウト交差点 に対する画像結果ラウンドアバウト交差点 に対する画像結果

右が交差点の標識
日本ではこの種の交差点はほとんど見当たらないが、車で家の周辺を走っていて気が付くのは、もしここがラウンドアバウトになっていたらかなり車の流れがスムースになるなということだ。

  日本の単純に赤、青式の交差点は交通量が比較的多くない交差点では非常に無駄が多い。
青側が全く車が走っていない、あるいは走っている車が多くないにもかかわらず、赤側はじっと青になるまでまたねばならない。こういったときにラウンドアバウト交差点はフレキシブルに進入できるし、自転車も車と全く同格で進入できる。
日本でも大都市や、地方の中心部、あるいは幹線を除けばかなりの部分が対応できるのではないか。
時間、燃料の節約は積み重ねればかなりのものとなるだろうし、信号機がいらなくなることにもなる。
信号機が日本と比べて非常に少ないことは今回のスイスでも同じことだった。



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